本日のブログは、呉に行った第一の目的であるチェンバロのコンサートについてです。
チェンバロは、ピアノの祖先にあたる楽器で、16世紀に作られて、バッハやビバルディが活躍したバロック時代において盛んに使われました。
ピアノは、羊の毛を固めて、作ったハンマーが弦を打つことによって音を出しますが、チェンバロは鳥の羽などを素材にした爪が弦を弾くことによって音を出します。
そのためチェンバロはピアノのような大きな音を出すことができず、より繊細で優美な音色を持っているのが特徴です。
〜教育芸術社のサイトより〜
娘がチェンバロに興味を持ったのは、6年生の時に発表会でバッハの曲を弾いた事がきっかけです。
家ではアップライトのピアノで練習しているのですが、夏休みに実家帰省したとき、実家に置いてあるキーボードで練習していました。その時にいろいろな楽器の音に切り替えて、遊び半分で練習していたのですが、その中にチェンバロがあり、バッハの曲とチェンバロの音色がすごいよく合っているなぁ…。と思っていたようです。
中学校に入り、音楽の授業でチェンバロの話があり、そこでバッハの時代には、チェンバロで演奏していたということを知り、やっぱり!と繋がって嬉しかったようです。音楽の先生の奥さんの実家には、チェンバロがあって、それも結婚の決めてになったんだってー(笑)いつか、あのバッハの曲をチェンバロで弾いてみたいなー。と話していました。
そんな気になるチェンバロのコンサートがあるということで行くことにしました。
チェンバロは、ピアノほど大きい音が出ず、響かないため、お客さんの椅子もステージ上にセッティングされ、チェンバロを間近に聴くと言うスタイルでした。そして2本のフルートと共に演奏されました。
イギリス、フランス、ドイツ曲を演奏してくれました。フルートのソロ、チェンバロのソロがあったり一緒に演奏したりしていましたが、それぞれとてもよかったです。
イギリスの曲では、外国の田舎の風景を思い浮かべるようなきれいな曲でした。
一つ一つの曲は短く、たくさんの曲を聞けてよかったです。最後にバッハの曲が演奏されましたが、宮廷音楽を思わせるような華やかで、フルートも加わりとても良かったです。
アンコールでG線上のアリアを演奏してくれました。バイオリンで、この曲はよく聞きますが、フルートのバージョンもとてもよかったです。
休憩時間には、チェンバロの調律をしているところも間近で見ることができ、とても良いで体験ができました。
娘も良かったねー。と大満足でした。
帰宅後、お留守番していた息子にチェンバロ演奏会の様子をうれしそうに語っていました。
これからのピアノ練習のモチベーションアップに繋がったらいいな😊
最後までお付き合いいただきありがとうございました☺️