先週末私の住んでいる地域で、町内会の秋祭りがありました。秋祭りはコロナ禍でしばらく中止になっていたので、久しぶりの開催です。
娘は昼過ぎからお友達と行きました。
私は特に行く予定もなかったのですが、秋祭りのチラシを見ていると神楽が来るようで、ちょっと気になっていました。
以前、今話題となっている安芸高田市の神楽門前湯治村に行った時、神楽を見る予定が満席で見れなかったため、残念に思っていたことがあります。
また、見に来ようね。と言っていましたが、こんな近くで神楽が見れるとは。ということで、夕方日が暮れ始める頃、主人と2人で行ってみました。
神楽について何の知識もなかったので、ちょっと調べてみました。
神楽は日本神話の神様に捧げる歌や踊りです。この神楽は豊作を願い厄病を追い払う儀式として舞われたのが始まりとされています。日本国内で様々な神楽が伝承されていますが、中国地方では神楽上演団体の数は500を超え、全国トップクラスです。
中国地方神楽、観光振興協会、ホームページより
そして神楽のひとつひとつにはストーリーがあり、それを踏まえて神楽を見ると楽しいです。
今回は2つの演目がされました。
1つ目の演目、『紅葉狩』の途中で会場に着いたので、途中からしか見えませんでしたが演目の題名にあるように、紅葉のようにくるくる回りながら戦う姿がとても綺麗で目を引きました。
2つ目の演目は、
『八岐大蛇(やまたのおろち)』と言う演目で、老夫婦の可愛い7人の娘を大蛇に飲み取られ、最後の娘もその危機に。須佐之男命という男性が現れ、大蛇との壮絶な戦いで勝利し、大蛇の腹から1本の刀を取り出し、天照大神に捧げると言う物語です。
八岐大蛇が出てくると言うことで楽しみにしていました。
老夫婦の役は、本当に昔話に出てくるおじいさん、おばあさんを思わせる仕草がとてもうまく演じられていました。
大きな八岐大蛇が火を吹きながら4匹も出てきて、大きな胴体をくねらせながら絡みあったり、繰り広げられる技は迫力がありすごかったです。
子供達も興味津々で、すごく近くまで行ってみていました。大蛇に触る子もいたり(笑)
須佐之男命と八岐大蛇の闘いの見せ場では、須佐之男命が大蛇の間をすり抜けながら舞ったり、大蛇に巻かれたり。最後は大蛇の首を取って勝利しました。
役者さんの演技も良かったですが、着ている衣装、演技に合わせて奏でられる演奏も良かったです。
家の近くで、こんな素晴らしい神楽が見えて良かったねぇ。と主人と語りながら帰りました。
見所満載の神楽。皆さんも機会があればぜひご覧になってみて下さい。
最後までお付き合いいただきありがとうございました😊